漁港の肉子ちゃん
世間は今総理大臣の交代のニュースばかり流れていますが・・
僕達介護職は、厚生労働大臣の方に注目してしまいます(^^;
田村大臣、ご活躍をお祈り申し上げます!!
うって変わって、本のご紹介。
最近は本の紹介記事ばかりで少し気が引けていますが・・・好きなのですみません(-_-;)
読書、おすすめです♪
逆にみなさんのおすすめの本があれば教えて頂きたいです!
さて今回は、
直木賞受賞作家、西加奈子先生の物語です。
『漁港の肉子ちゃん』西 加奈子(著)
あらすじ
『男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。太っていて不細工で、明るい―キクりんは、そんなお母さんが最近少し恥ずかしい。ちゃんとした大人なんて一人もいない。それでもみんな生きている。港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描き、そっと勇気をくれる傑作。』
とにかく主人公キクりんのお母さん、肉子ちゃんが強烈なキャラクターで圧倒されます。
語尾に必ず『っ!』と付け、何をするにも豪快なその様は、想像しているだけで笑顔になれます笑
読んでいて吹き出してしまうシーンもありました笑
この物語は主人公キクりんの成長過程と親子愛を描いているのですが、
一文一文に人間の温かさが満たされていて、居心地の良い作品で、ほろっと感動させて頂きました。
ページをめくるごとに、自分も優しくなれる気がします。
終盤は涙ぼろぼろで、人情にあふれています!泣けます!
人が良くて騙されやすくって、笑顔に溢れている肉子ちゃん。器が大きい。
こんな人が身近にいたら毎日幸せだろうな、と思いました。
間違いなく、人におすすめできる1冊です!
ぜひご覧ください。