『影日向に咲く』
緊急事態宣言が続き、みなさま苦労されていることと思います。
一刻も早くワクチン接種を広めたいところですが、
我々ヘルパーは『条件付き』での優先接種対象ということで・・・
弊社では優先接種を希望する職員さんは殆どいません。
条件付きって・・。そこは無条件でいいのでは?
無条件で可能にしている福岡市がうらやましい!!
みなさまもう少し踏ん張りましょう・・( ノД`)
今回は久しぶりに本のご紹介です。
『影日向に咲く』劇団 ひとり(著)
『ホームレスを夢見る会社員。売れないアイドルを一途に応援する青年。合コンで知り合った男に遊ばれる女子大生。老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。場末の舞台に立つお笑いコンビ。彼らの陽のあたらない人生に、時にひとすじの光が差す―。不器用に生きる人々をユーモア溢れる筆致で描き、高い評価を獲得した感動の小説デヴュー作。』
2時間半くらいで読み終えるボリュームで自分には丁度良く、内容も面白いと感じました。
ショートストーリーが何話かあって、それぞれがどこかで繋がっていくという形式で、
そういう意味では以前取り上げさせて頂いた『木曜日にはココアを』と似た構成なのか。
でもそこまでストーリーに深く関わってこないので、
ちょっとニヤリとするくらいで(いい意味で)邪魔にならないというイメージでした。
一人ひとりの人間の感情の動きが繊細で、作者さんの観察力・描写力が本当にすごいなと思います。
おばあちゃんに詐欺を働く男の話なんか、べたな展開かもしれませんが涙があふれてきます。
映画化もされているので、そちらも観たくなりました!
とてもお勧めの小説なので、みなさま是非ご一読ください♪
追記
古本屋で本を買うことが多いのですが、こちらの本には前の持ち主さんのしおりが付いてきました。
大事に使います(*´ω`*)