コンビニ人間

近頃とても暑い日が続きますが・・

皆様お元気に過ごされてますでしょうか。

塩分、水分補給は大丈夫ですか?(^_^)

毎日のように救急車を見かけるので、弊社のお客様も体調を崩されないか心配です。

さて、今回は!

僕が読んだ本をみなさんに(簡単に)ご紹介するコーナーです♪

始めに言わせて頂くと、紹介する能力の低い人間ですので(-_-;)

上手にお伝えできませんが、少しでも興味をもって頂けたらと思います。

 

僕はもともと読書が好きで、小さなころは図書館の司書になりたいな、と考えたこともありました。

このところめっきり読書をする機会が減ってしまっていたのですが、

コロナ禍で自宅で過ごす時間が多かったため、

書店にて本を何冊か購入し読みふけっていました!

まず面白いと思ったのがこちら↓↓

「コンビニ人間」村田沙耶香(著)

 

あらすじ

『36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、
変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、
清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、
毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、
完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、
私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。

ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は
「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。

現代の実存を問い、
正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。』

 

こちらは芥川賞を受賞されているベストセラー作品です。

まず感じたことは、普通ってなに?ということ。

主人公の生き方は、周囲からは特異に見えるだろうけど、彼女からしたら周囲の方が理解できない。

でもマジョリティに入らないとという思いと上手く振舞えない自分への葛藤。

正社員として就職し働いたり、結婚して出産したり。その世間一般の普通という生き方に『治す』。

家族からの『どうしたらわかってくれるの』という言葉。

独身恋愛興味なし・18年間コンビニバイト生活、別にいいじゃない。

何がおかしいのでしょうか?

ちゃんと働いて18年も継続してるって、すごいことだと感じます。

同窓会だと周囲から浮いちゃうのか・・・同調圧力怖いなぁ。

でもふっきれた様子のラストを読んでいると、カッコいい生き方だなーと思いました。

白羽さんは、好きになれない。でもあんなに正直な生き方ができるのは羨ましい部分もあるかな。笑

あと主人公目線のスマイルマート日色町駅前店に対する表現が、とっても素敵!!

 

 

読みやすくて、短い割に内容の濃い作品。

ぜひ皆さんもご覧になってください。

 

 

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